世界的なイベントが日本にやってきて、多くの日本人がチケットの争奪戦に参加していますが、
チケット販売システムというのは、一部の人は仕事で通常的に使用しています。
 航空券、JRの乗車券などがそうです。

 航空券のシステムは世界的に有名で業界標準のような存在であったりします。
 有名なのはアメリカン航空のシステムで、アメリカで航空券の完全な自由競争が実現されて以来
AA(アメリカン航空)が今日の地位を築いたのは、このシステムのおかげといわれています。
 チケット販売という意味では航空券の販売システムがもっとも鍛えぬかれたシステムなのでは
ないでしょうか。
 日本でもJALの関連企業が、このシステムの流れをくむ航空券販売システムを運用していて
一般にも公開されてたりしますが、チケットの種類や付随する条件などもワールドカップチケット
に比べはるかに複雑ですし、システムの機能、使用法も複雑な上、航空券販売に関わる習慣、法令
などの知識も必要で、一般の人がいきなり使用するには無理があります。

 バイロムのワールドカップのチケット販売システムについて、みなさん悪口などもかなりいわれて
ます、私ももっともだとおもうこともありますが、みなさん
 ・販売されるチケットはごくわずか、欲しがって買おうとする人は非常に多い。
 ・相手はコンピュータシステムです。
 ・誰でも使えるということに重点をおいて作られたシステムです。 
 ・売れ残り、あるいは返却されたチケットを販売するため、販売側も見とおしが立たない部分が
  あるでしょう。
ということを忘れないでください。

 掲示板の投稿を見ますと、販売システムと1対1で対話してるかのようにおもっている方もおら
れるようですが、システムは並行して多くの要求を受け、応答を返すように作られています。
 あなたとのさっきのやりとりは覚えていません。今あなたが要求していることは理解し処理しよ
うとします。
 システム設計上覚える必要がないとされたことはシステムはまったく覚えていないのです。

 カード入力、販売状況確認、ゲーム選択、カテゴリー・枚数入力、名前入力、カード入力、
 最後のボタン押下

 という流れで考えがちですが、システムにとってチケットを割り当てる以前の処理は、それ以降
の処理とつながりはなくても問題ありません。
 メロンも見ないで、カテゴリーと枚数の割り当てる要求があったとしても、それを拒否せず、チケ
ットを割り当ててもいいのです。
 この人は最初のカード入力して、地図の画面見て、ここにきてるか、なんてチェック機能をもうけ
るほうが大変ですし、現実的ではないです。
 ただし、チケット割り当て後は、そのチケットの販売が完了する。あるいは完了しない。というこ
とをシステムは管理しているはずです。それはチケットという限りあるものを特定の人に割り当
てるという処理であり、販売完了しなかったチケットはまた売りにださないといけないからです。
システム負荷がかかっても必ず実行しなければならない処理です。
 あとの処理はシステム負荷を軽減する、システムをシンプルにすると考えるなら、まったくシス
テム側で処理間の関連を管理する必要はありません。
 ただ使っている人が一連のつながりがあるようにおもっているだけです。

 このシステムはサーバ・クライアントシステムです。
 サーバにアクセスしなければならないのは
 ・最新の販売状況を得る。
 ・チケットの要求をおこない、割り当てを受ける。
 ・購入者氏名などの入力情報を送信する。
 ・カード情報(最後の画面)を送信する。
 逆にいうと、この4つをいかにうまく処理するかが、忙しいサーバをうまく利用してチケットをゲット
する近道でもあります。

 わかりずらいウンチクですが、面白かったでしょうか?
 こんなこと理解するより、運と粘りですよチケットゲットは、だってこんなHPつくった当の
 本人は
 たったの2回、計3枚しかチケットとれてないんですから