ダイバー憧れの島 ランギロア              戻る
 '95.10,'96.04,'98.10

  南太平洋にあり、世界第二の広さをもつラグ−ンをネックレスのように取り囲む島々
 がランギロアです。ラグ−ンの面積は東京23区にほぼ等しいとのことで、取り囲む島
 もたくさんあるのですが、人がすんでいる島はごくわずかで、ふたつの島にほとんどの
 人 はすんでいます。他にも人のすんでいる島はあるそうですが、島に小屋(?)1軒とい
 うかんじだそうです。
  タヒチでイメージされる山はなく、海抜数メートルしかないでしょう。
  有名なのは黒真珠の養殖で、売ってる店もありパペーテより安く買えるとの話しを聞
 きます。
  しかし、なんといってもこの島を有名にしたのはダイビングでしょう。
  多くのダイバーの憧れの島なのではないでしょうか、ダイバー同士で結婚してハネムーン
 はランギという話しもよく聞きます。


ダイビング

 人気のポイントは
 透明度が抜群(40m以上)に常によい。
 大物マンタ、サメの大群、イルカ、ハンマーヘッド、ジンベエ、マリーン)と
  の遭遇率が高い。
 があげられます。
 私は3回訪れて25本潜ってます。3回とも透明度は40オーバーだったでしょう。
 マンタは5回みたでしょうか。これは少ないほうでは。
 サメの大群はなにをもって大群というか難しいですが、2度みた大群はこれぞランギロ
 アといわんばかりで、なかでも一度は壁一面サメでかなり興奮しました。
 イルカは水中でみたのは4回ぐらいかな、でも遠くて写真はつらく遊ぶというにはほど
 遠い状態です。#離れたところで別のグループが遊んでるのをみたことはあります。
 ボートからは数えきれないぐらいみました。最初いったとき(’95.10)は沖に出る
 と必ずいるので、いても珍しいという感じはせず、しまいにはさがしもしません。
 ハンマーは見てません。2回目のランギ滞在の最終日、日本人はほとんど、そういう日
 でも潜ることが多いのですが、私は潜りませんでした。その時ハンマーがでたそうです。
 まあ、こういうこともあるでしょう。
 ジンベエも見てません。#ジンベエを見るなら他にもっといい場所があるとおもいます。
 マリーンも見てません。これはまあちょっと見れないでしょう。
 ちょっとやそっとじゃ見れませんが、マリーンとの遭遇率はかなり高い場所でしょう。
 私がみた数少ない7枚のマリーンの写真のうち、4枚はランギロアです。

 私自身はあまり大物を見てません。
 でもランギロアのダイビングは私にとって格別のものがあります。
 それは
 透明度が必ず抜群にいい。
   私がいった時は最低でも40mありました。
 どこでなにがでるかわからない。
  
他のエリアは決まったマンタポイントなどありますが、ランギではどこででるかわかりま
   せん。
   ドロップオフをドリフトしながら、なにがでるかとわくわくする気持ちはなんともいえません。
 潜るポイントもあまりなく、のんびりしている。
   
私はそんなに潜りたがりではないですが、本数を競う風潮は多くのエリアに浸透して
 いて影響を受けやすい私は、ついつい一日4本ぐらい潜ったりします。ここでは無縁い
 られます。
  潜るポイントの名前、みれるものなど頓着せず
ケセラセラなスタイルが大好きです。
  ポイントまでボートでほとんどの場合5分たらずで、私が泊まった宿とサービスも隣あ
 り、2本潜ってあとはすることもなく、、、なんてのがいいです。

 流れがめちゃくちゃ速い。
  
世界最高速では!速い時は何かに捕まって止まるというレベルではありません。
  といっても危険なものではなく流れにのってカットブのは快感です。
 魚が大きい 
  
ウツボ、モンガラなど他のエリアでも多くみられますが、なぜかふたまわりぐらい大き
 いです。
  ウツボは大蛇みたいなのがごろごろいます。

 また上級者向けの海として知られていますが
 流れが強く、波が高い。
  波もめちゃ高く、最初いったときは悲惨なくらい高く、うねりもあって50mほど離れた
 ところの別のボートがほとんど見えませんでした。
  うねりも含め10mぐらいありました。ビルの三階ぐらいの高さですね。
  通常は波の高い外洋でエントリーして、流れにのってリーフ内(波はほとんどない)
 にはいってボートピックアップされるのですが、一度流れがなくリーフ内にはいれず、
  そのうねりの中で水面にでたのですが、”これでは絶対ボートから見えないので岸ま
 でおよぐしかない”と思ったのですが、みつかっちゃいました。
  この時はボートの操船者が、なぜうねりの中でダイバー(私達)を見つけられるのか  不思議でした。
  私は一度パラオで波が高くパラオじゅうのダイビングサービスがお休みした時、ボー
 トでカープ〜コロールを移動しました、あの時の比ではありません。最初のランギロア
 で5日間潜りましたが、パラオであの海況なら一日もダイビングはできなかったとおも
 います。
  ソディアック(ゴムボ−ト)のようにぶつかっても危険がなく、上がりやすい構造でなけ
 ばピックアップも難しいでしょう。
 ガイドが他とちょっと違う。
  最近はそうでもないかもしれませんが、安全は自分でという主義がけっこうあります。
 言葉もまず通じませんから、コミュニケーションもうまくいかないこともあります。
 日本人ダイバーがあれだけ多いのに、日本人を理解していないエリアというのは他
 にないとおもいます。
  なので初心者向きでないというか、自立してない人にはむかないでしょう。
  決して初心者だと無理な海ではありません。初心者にあったサポートもしっかりしてく
 れます。
  日本人ダイバーはそれなりの上級者が多いですが、欧米人はとんでもない人が潜っ
 てたりします。そういう人はダイビングはへたでも自立しています。
  最近、他のサービスでガイドをしていた日本人女性が独立してサービスされていま   す。
  ガンバレ!!
  私はまだいったことがないですが、日本人向けのガイディングをされているのではな
 いでしょか?
  私も次はぜひ彼女のサービスで潜りたいとおもいます。

 マイナスポイントとしては
  
珊瑚があまり美しくない 
   結構あるし、きれいなことはきれいなんですが、
   沖縄、モルディブみたいににカラフルではないです。
   珊瑚礁のなかに小魚が群れる。クマノミの城などという風景は、まずないです。
   ダイナミックで男っぽい海といえるでしょう。
  
シュノーケルがいまいち
   
私はダイビング以上にシュノーケルが好きです。ランギも魚はたくさんいるし、
   華やかなのもいっぱいいます。十分きれいだし、波打ち際でサメに会ってびっく
   りする(むこうもかなりあせってる)ランギのシュノーケルも大好きなんです。
   あんなにいいのにいまいちというと怒られるかもしれませんが、やっぱり私がいった
   なかではトップランクにははいりません。
   
宿
  ランギロアにもロマンチックムードたっぷりな、水上コテージがあるリゾートホテルが
 ありま   す。
  
キア オラ ビレッジといい、この島で唯一のリゾートホテルでしょう。
  あと同系列の
キア オラ ソバージュというのが無人島にあって文明と断絶された原  始的な生活がたのしめるそうです。
  あとは旅館クラスから民宿クラスまでいろいろあります。
  私は民宿クラスの
シェ グローリンに2度、シェ マリーに一度泊まりました。
  民宿クラスといっても1コテージ1部屋でバス トイレつきです。
  シェ マリーでは一度オーバーブッキングだったらしく
家人の部屋に泊まるはめになり
 ました。
  シェ グローリンでは一度部屋のやりくりがずれたらしく、ひとりでいったにもかかわら
 ず、
2LDKのコテージに泊まったこともあります。
  この2つの宿は隣り合わせにあり、ダイビングボートのでる直ぐそばにありダイバー
 のゲストが多くいます。
  料金は日本円で5500〜7000円ぐらいでした。予約は日本の代理店をつうじてしま した。クレジットカードはつかえません。
  タヒチで出ているパッケージツアーは高い宿がセットになったものが多いですが、ラン
 ギの場合、安めの宿をセットしたものあります。私がいった2つの宿よりは少し高めの
 
ミキミキ、ライララグーンなどがセットになっています。
  これはダイバーが多く、ダイバーには潜れれば宿はどうでもよく、安くいきたいという
 人が多いからでしょう。
 ランギ全体では1泊3食つきで5千〜1万少しぐらいの宿が多くありますが、日本からの
 手配などどうするかが問題です。飛び込みでいってもいいかもしれません。
  でもそれは不安という方はタヒチに強い代理店であれば民宿などの手配もしてくれの
 で相談するのがいいでしょう。

食べ物
  私は全て泊まったペンションで食べました。
  あくまで私の感覚ですが、かなりx x" x です。ダイエットにはいいかもしれません。
  いろいろ書きたいことはあるのですが、書かないでおきます。
  食事はダイニングでゲスト皆で食べます。おしゃべりに花が咲きます。もちろん英語かフラ
  ンス語です。
  なんですが夜遅くまで話し込むとか飲み明かすということはありません。静かに夜を過ごす
  というのがこの島のスタイルのようです。
  私自身は社交的でないので食事の時のおしゃべりはかなり苦手ですが、みなさん英語が
  あまりしゃべれないことなど気にせずどんどんお話しましょう。
  
ショッピング
  この島ではあまり聞くことのない言葉でしょう。
  買い物のできる店(日用品など含め)は10軒もあるのでしょうか?
  おみやげの物売りがどこからともなくやってくるということは、この島ではありません。
  黒真珠とパレオを売る店があるそうです。

その他
 だいたい私は、3度もこの島に訪れて宿の周辺半径50m以内とダイビングしかいってない
 ので、
 ほとんどわかってないといえるでしょう。ダイビング以外には
 
 釣り   地元の人と一緒になって赤い金目鯛みたいなのをたくさん釣った。
  
カヌー  グローリンの人がなんかカヌーこがないかというので、ちょっと島をカヌーで
  
タロット グローリンの若いスタッフと、子供がやってたので一緒に、でもルールは全        然??
 というのはあったけど、ほとんどの時間は
  シュノーケル グローリンの前の海を延々とひとりで、たまにははキア オラまで泳ぐ。
  することもなく所在なげに宿やその周辺をぼーと たまに誰かとおしゃべりしたり、子供と
  遊んだり
 で過ごしてるんです。その時間が大好きで3度もいって、今もいきたいとおもってます。