戻る

旅の情報集め

 私は最近、国内でもよく潜るようになりました。
 そんなときダイビングでいっしょになった人たちからよく聞かれることは
”情報をどうやって集めるか”ということです。
 はっきりいって、今の日本情報で溢れかえっているので集めるのは簡単
だとおもうのですが、私の経験からいえることを紹介しましょう。

雑誌
 ありきたりかも知れませんが、ダイビング関係の雑誌がもっとも正確で、
興味ある情報を多く提供してくれます。
3誌ありますが、ほとんど旅行雑誌化していて、具体的な旅行の方法や
楽しみ方、見所を紹介してくてるので、便利このうえないです。
 普通の旅行関係の雑誌は”南の島””海がきれい”と書いてますが、
この方程式は必ず正しいわけではないので、海の中に関する情報は一般
の旅行雑誌はあてにしないほうが無難です。
 海関係の旅行雑誌である
”海と島の旅”などもいいですが、水中に関する
記述はダイビング誌ほどではないです。
”AB-ROAD"(私はかつて毎月買っていた)は、旅行一般に関する費用、代理
店情報をたくさん提供してくれますが、海に特化したこと水中の風景に関す
ることはあてにしないほうがよいです。
 まあなんにしても、今日多くのダイバーが海外に潜りにいってますが、
ダイ
ビング3誌
”AB-ROAD"あっての状況だとおもいます。

ガイドブック
 
たくさん、ありますね。”歩き方”をはじめ多くのものがラインナップされ
ていて、かなりの地域を網羅しています。また切り口もさまざまで、目的別
に編集されていたりします。初めて旅する地域なら買ったほうがいいとおも
います。その国や地域独自の注意事項などが載ってるので目を通すのが
無難だとおもいます。
 目的地選びに延々と立ち読みするのは、私もよくやりますね。
 ロンリープラネットという英語版のガイドブックがありますが、宿、交通、
などについては非常によく書かれており、一度見てみるにはいいのでは
ないでしょうか。
 私は3ケ月の長期旅行にガイドブックを買わず、かなり古いのがある地域
もあったのでので、それでいきましたがかなり後悔しました。
 やはる広範囲で正確な情報を得られるのは最新のガイドブックです。
 短期ならなしでもどうにかなりますが、長期だと旅のスタイルにもよりま
すがつらいです。
 

ひとずて
 海外に潜りにいくと、かなりあっちこっち潜った人と出会います。
おもいっきり主観的な情報ですが、いろいろ聞けていいです。
 外国人だと、我々がほとんどいかないエリアの情報なども知ってますが、
まあ言葉の壁があるので、もうひとつわからない場合が多いです。

ホームページ
 
このホームページもそうですが、多くのひとが海に関するホームページを
開設されています。こういったホームページや掲示板での情報交換は大変
リアルタイム性、多様性に富んでいます。わからないことはどんどん質問で
きるし、かゆいところに手が届くっていうとこです。
 
掲示板
 
ホームページのひとつの形として掲示板があり、相互にいろんな情報を交換
でき大変便利です。過去ログなども参考になります。
 聞きたいことをどんどん聞いてみてはどうでしょう。
 
代理店
 ”3週間後、5日休めて予算は8万、どこがいいですか(いけますか)?”
といった投げかえにもっとも実りある回答をくれるでしょう。
 ただ、現地情報を期待するなら大手はまず駄目です。それは雑誌の
AB-ROADと同じで、あたりさわりのない情報しか得られません。
 大手代理店はいろんな場所をあつかってるので、海に詳しいスタッフも
いれば、ヨーロッパなんかに詳しい人もいるので、海に特化していい情報
が得られるとか限りません。
 やはり
海関係を専門に扱っている代理店がいいでしょう。
といっても
 普通の人が普通に海外に出かける。ガイドブックや旅行記、インタネット
などの情報があふれ返る日本では、新婚旅行のような場合を除いて、個別
に相談にのってもらうなんてことないでしょう。

忘れてはいけないのは
”情報は必ず正しいわけではない”
いうことです。私のホームページのように個人的に開設しているものもそうで
すが、2千円とかするガイドブックにも大嘘がのっている場合があります。
 たとえば

  
日本人スタッフがいるから安心
   一人だけの場合、その人が常にいるわけでもないし、いく頃にはやめ
   てるかもしれません。あてにしないほうがいいです。
   ただし、こういうホテルやサービスは日本人客が多く訪れるので、
   日本人の扱いになれていて、いろいろ楽なことは確かです。

  
マラリアの予防薬と治療薬
   
これはアフリカ方面の複数のガイドブックに、かつて誤って記載されてい
   たのですが、治療薬の商品名を予防薬として記載していました。
   マラリア患者でない人が、治療薬を服用するとよくないらしく、アフリカ
   旅行時、マラリアの予防薬とガイドブックに記載された商品、治療薬
   を服用して、失明した日本人の方もいます。

といったことがあります。前者はうそではないですが、いろんな状況があると
考えたほうがいいです。後者は訴訟問題になりかねないとおもいますが、こん
なケースもあります。十分気をつけてください。
 たとえ複数の本、ホームページなどで確認しても現地にいって違う場合という
のはあります。ささいなことなら気にせず旅を続ける鷹揚さも必要だとおもいま
す。

あと、私自身いろんなホームページの掲示板などを見てて思うのですが、あま
り、細かいことにこだわらないほうがいいのではないでしょうか?
 ”XXXリゾートのYYY号室の前のビーチはすばらしいので是非YYY号室をキ
ープしましょう。YYY号室はこうすればキープできます。”
 こんな書き込みなどみたりしますが、なにもそこまでという気がします。